蜀同盟

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蜀同盟(c)吉野圭

中国人まで先祖を差別? 「ぜんぶ古代の漢民族が悪い」と言いたがる人々

香港デモの裏で刻々と進む東アジア全体の危機――終わらない民族紛争地獄と共産主義復権の可能性について、Twitterで気付いた話をまとめていく。

長いので興味のないところは飛ばしてください。

 

【法的表記】記事中、他者の著作物に該当する文章は日本国著作権法第32条(公表された著作物は批評のため著作権者の許諾なく引用できる)及び著作権に関する国際条約に基づき引用致します。

 

共産主義への批判を逸らすための民族差別

昨日の自分のツイートより転載。

 

 

話者(藤井厳喜氏)は古典的な保守の思考パターンで中国人を警戒しろと言っているだけ。

「中国の侵略を警戒しろ」

「今のチャイナは悪質だ」

と仰る点は正しいのだが、ご自分で気付かずに左翼の主張を取り入れているところに問題がある。ご自身では保守のつもりかもしれないが実に残念だ……。

 

“左翼の主張”とは中国共産党あるいは現代の中国人を批判するのではなく、「漢民族」を批判していること。

“今のチャイナは悪い”と言いながら、何故か今のチャイナとは全く無関係の“漢民族”を批判の対象とする。

(二千年も昔の漢民族のDNAや文化が今の中国人に残っているわけがない。笑 *1

この大きな矛盾点に藤井氏は気付かないのか?

 

現代中国人や中共と無関係な漢民族を批判するということはつまり

共産主義への批判を逸らす

ことを意味する。

つまり、上のツイートで書いた通り

>共産社会主義への批判を逸らして民族弾圧にすり替えてしまう

ことを目的としている。

 

これはかつて内ゲバで中共と袂を分かった日本共産党員などが推し進めてきた工作。

日共だけではなく、帰化した中国人で内心は共産主義への夢を捨てきれていない人(例:石平氏)なども「漢民族差別」を展開しているようだ。

 共産・社会主義への批判を回避するための工作と言える。

共産政権が民衆虐殺などの残虐な行いをするたび、他国の共産主義者たちはこのような手法で自らへの批判を回避した。そして異国で主義を復活させ再び虐殺を繰り返してきた。

 

藤井氏のような愛国心の篤い保守でさえ騙されて左翼の主張を取り入れてしまうとは残念過ぎる。このままでは日本人は、悪魔の尻尾を掴めず取り逃がすことになるだろう。

 

中国育ちの「中国人」までもが、漢民族差別で自己正当化をはかろうとしている

いっぽう中国人までもが自国の先祖であるはずの「漢民族」を差別しているのをご存知だろうか?

私もTwitterで中国出身者と話をするようになって初めて知ったことで、衝撃を受けている。

 

以下はTwitterから引用していく。

ここで引用するアカウントの方の発想は異次元なので注意してください。共産主義独特の矛盾思考――二重語法は日本人には(他の外国人にも)理解し難い。

 

始まり

 @Kiraboshi777

拾いもの画像だが、 正にこれだよ!!!!
中共が言う「法治」はこの状態の事。強権的執行機関がやりたい放題。 日本人の考える「法治」と全然違う。

f:id:yoshino-kei:20191117113900j:plain

@KitamiHibiki 中国は三権分立すらないのでこの画像すら中国の状況ではない、そもそも「法治主義」という言葉は「法の支配」と根本的違いがある、自由世界が使うのは「法の支配」である、法治主義は統治者が法を使って市民を統治するだけの意味で特に権力制約の概念がない、中国がよく使うのはこの法治主義

 

@kiraboshiこれは多言語間の術語の微妙なニュアンスが絡んで来るので中々議論がし辛い問題だと思います。 あくまで個人的見解ですが、中共の「法治」は大陸法や英米法術語の訳語というよりも、中国思想の「徳治」「法治」のニュアンスが強く、法家思想的な厳罰政治がそのルーツにあるのでは、と考えまてます。

 

 “@Kiraboshi777”さん(以下、@kiraboshiと表記。敬称略)は一見、まともに現代中国を批判しているように思えた。

しかし@kiraboshiはどうも中共に責任があると言うよりも、漢民族の古代思想に非があると妄想的に誤解しているらしい。その点、RTして注意喚起しておいた。

 

吉野圭@蜀同盟

古代法家の「法治」が近現代大陸法や英米法と異なるのは確かだが、法令遵守の精神は共通。 為政者も定められた法に縛られた。朝令暮改の禁。

 

中共の「法治」は古代思想の「法治」ですらなく、共産主義的なニュースピークだ。完全なる意味の改変、ソ連に同じ。 皆さん中国と中共を混同し過ぎだ…。

 

そもそも「徳治」も徳のある為政者によって治める意味の言葉で、仁(人への愛。人道主義)が前提となる。

我がままな政権による、恣意的な統治のことを指すのではない。 今の中共のどこに「仁」があるんだ? あれのどこが「徳治」なんだ??

古代漢語のニュースピーク化やめてくれ。

 

すると悪夢のような長文の反論が投稿された(笑)。

どうやら@kiraboshiはプライドの高い人でRTされたことに苛立ち、マウントを取りたくなったのだろう。膨大な歴史知識を披歴してきた。

 

引用1

メモとして長文を引用しておくが、長いから飛ばして可。

 @kiraboshi

伝統的中国思想(儒学系)では「法治」は刑罰によって人民を脅迫威嚇しコントロールする悪政とされています。 それに対し、法三章の様に法で縛らず、道徳の普及で社会を統治するのが「徳治」で中国では伝統的にこちらが正統とされてきました。 しかし...

 

近代に入り欧米列強による帝国主義に直面した中国では伝統的儒学の無力が叫ばれ、孔子の「徳治」価値観を打破する試みが魯迅らによって進められました。 その後歴史上の人物の再評価が進み、悪役だった韓非子、始皇帝、陳勝・呉広、曹操、則天武后等が国民党、共産党の革命家に支持される様になります

欧米列強の帝国主義的覇権闘争に打ち克つ為の強力な思想を時代が要請していた訳です。 毛沢東は歴オタで孔子を憎み、秦の始皇帝や成吉思汗をライバル視しており、始皇帝を超えたと豪語するような人物でした。 この様な価値観の人物が作った毛沢東思想という思想は強烈な覇権主義闘争性を持ちます。

 

中共というのは、元々はコミンテルン中国支部でソ連から派遣されたロシア人やドイツ人やソ連留学組のインテリ革命家が主導権を握っていました。 しかし遵義会議で土着的革命家の毛沢東が実権を掌握後はソ連色、欧米色を意識的に排除した毛沢東思想を核に持つ異形の土着革命政党へ変貌したのです。

中共が単なるコミュニストパーティでない最大の理由はこの毛沢東思想という中国の伝統(非儒学系)に根差した独自の革命理論を持っているところにあります。 江沢民、胡錦濤時代に中共における毛沢東思想の比重は大幅に低下しましたが、習近平時代に入り再び毛思想色が復権傾向にあります。

香港情勢を分析するにあたり、中共側の不可解な一手一手のパターンの背後にある、彼らの独自ロジックをどう読むか。 中共の独自思考が如何に毛沢東思想という中国土着的革命思想の影響が強いか日々痛感しています。

以上の様な事情を背景に、自分は中共の「法治」が持つ独自の意味の部分に着目したのです。中共の次の一手を読む為に不可欠なプロセスです。 オワリ

 

マウントを取りたいのは分かるがTwitterでこんな長文を投稿するか? 苦笑

 

この時点で「ヤバイ人だな」と感じたが、まだ知識を披歴したいだけの人・教えたがりなだけの人かなと考えていたので丁寧に返信することにした。

しかしやはり歴史解釈として誤っている箇所があるためそこだけ指摘。(やんわり言っているつもり↓)

 吉野圭@蜀同盟

>中共の次の一手を読む為に不可欠なプロセスです。

 

なるほど。それは必要ですね。 毛沢東も含め、中共による古典解釈は歪んでいますので、そのまま古典へ当てはめることはできませんが。 最近は民族主義的な中国人ヘイト・闇雲な中国文化否定が横行していますので、誤解しました。失礼致しました。

 

>その後歴史上の人物の再評価が進み、悪役だった韓非子、始皇帝、陳勝・呉広、曹操、則天武后等が国民党、共産党の革命家に支持される様になります

 

仰る通り。これが近現代の独特な古典・古代人解釈ですね。 魯迅の頃は腐敗した儒教があったので、彼が否定的だったのもやむを得ないと思いますが。*2

 

 >伝統的中国思想(儒学系)では「法治」は刑罰によって人民を脅迫威嚇しコントロールする悪政

 

マキャベリ的な韓非子はともかく、古代において法治と儒学は必ずしも相反するものと言えないと思います。

無論、現代の西洋法学に照らせば、徳治は「人治」に繋がり「法治」と敵対すると見られますが、「法治」も国家を治めて人民が暮らしやすいような生活を整えるという意味で、全体で見れば「民のため」であり仁が目的となります。

たとえば諸葛亮が馬謖を斬ったのは法に縛られてのことであり、それは結局、民のためでした。 裴松之はそんな諸葛亮に対してですら、僅かな法の欠缺を責めています。

 

このような記録文を見れば、古代に為政者が法に縛られるという「法的精神」(現代西洋法学に近いもの)が現実あったという証になります。 儒学者の思想書ではなく、あくまでも現実政策において、という意味になりますが。 なので今中共が騙る「法治」は歪んでおり、古代人とは違うと言えます。

 

中国古典ジャンルでは有名なはずの諸葛亮の事例を出せば分かりやすいだろうな?(これは私の勘違いではないよな)

そう思って名前を出したのだけど、全く人の文章を理解せずに一方的に言いたいことを言うだけの主張が返って来た…。(返信は次項目で引用)

 

ここで気付いたが、どうやらこの人は諸葛亮も裴松之も知らないらしい。たぶん「馬謖を斬る」の意味が分かっていないから会話が成立していない。

おそらくマキャベリも知らないようだし、そもそも「ニュースピーク」「オーウェル『1984年』」も分かっていないようだ。

 

不審に思い、 @kiraboshiのプロフィールを見ると

20年近い海外生活(主に中国)を終え最近故郷東京に戻りました」

とある。

日本人? そして自称「中国古典オタク」?

そうは思えない。不審過ぎる……。

 

日本人の中国古典オタクで、諸葛亮や馬謖を知らないということが有り得ますか?? 

これはさすがに勘違いの発言ではないよねえ。

裴松之や馬謖はともかくとして…と言うのも申し訳ないのだが、諸葛亮くらいは知っているだろう。

「孔明」と書かねば通じない? そんなわけがない。そこまで知識レベルが低くて、日本において「中国古典オタク」を自称することは恥ずかしくて無理だと思う。

 

引用2

再びの長文返信。ほぼ同じ主張だが引用しておく。

 @kiraboshi

そもそも徳治も法治もも元を辿ると同じ儒学になります。大昔は儒学において徳治と法治は厳密に区別していなかったのですが、孟子の性善説を信奉する徳治派と、荀子の性悪説を信奉する法治派の論争後、徳治派が儒学の正統を占めるようになり、法治派は法家思想として独立して行くわけです。

故に徳治も法治も最終的には、同じ治国平天下を目指すもので理想論的には実は非常に良く似ているのです。古代においては性善説か性悪説かの人間観の違い程度の差ではありました。 では何故、伝統的中国では徳治=正義、法治=悪になったかというと、始皇帝の悪行や学者の派閥論争が大きいと言えます。

 

儒学(徳治派)が漢の劉邦時代以降、官学の座を占めるにあたり、儒者達は始皇帝の悪行を宣伝し、法家思想の過ちを攻撃し続けてきました。これにより、清末に至るまで中国は徳治=人治を理想とする形となった訳です。 近現代に入り儒者が力を失い再評価された法家思想は中共にも影響を与えています。

 

ここで法治について軽く整理しますと、

1春秋期の法治(≒徳治)

2秦の法治(厳格な法で人民を縛り威嚇脅迫する酷政)

3漢〜清の法治(儒者の宣伝により典型的恐怖政治とされる)

4清末民国期の法治(儒学衰退後再評価)

5欧米法律用語の訳語としての法治

6現在中共が用いている法治

となります。

 

思想家たちが儒家と法家に別れ論争していたというのは歴史事実として正しい。

法家が儒家によって否定され「徳治」中心となり、それによる人治主義の弊害が東洋にはあったことも概ね正しい理解だろう。

(ただ私は、東洋で人治主義が主流なのは根本的にアジア人が合理思考を苦手とするからだと考えている。これは日本人も同じ)

 

なお、政治実務は思想家たちの論争がそのまま導入されたわけではないため、実態は違った。

諸葛亮の事例からも分かるが、古代中国人も西洋の法的精神と似た「法による統制~政権も民も等しく法に従う」に努めていた跡がある。

亮は西洋的な合理思考を持つ人間なので特殊なのかもしれないが、裴松之の言説で分かる通り漢人全般が「法による統制」を理想としていたのは明らかだ。

 

……という話を返信しようと思ったが、相手は古典知識が歪んでいるから話が通じそうにないし、あまり関わりたくないので控えめに返しておいた。

 吉野圭@蜀同盟

詳しくありがとうございます。 ただ漢~清は一律にまとめられないかと。

少なくとも漢代はまだ法治が徳治と同義だったところがあり、「恐怖政治」と完全イコールだったとは言い難いですね。 始皇帝の人民への酷政は批判されましたが、為政者を縛る法治は正当とされました。先に挙げた例もあります。

それでも悪夢のような長文返信は終わらず、怒涛の反論が返って来る。

引用3

 @kiraboshi

 1の意味で(理想政治としての)法治が使われる事例も歴史上のエピソードも数多くありますし、また2、3のニュアンスで(悪政の代表として)法治が論われる事もあります。

では現在中共が用いている法治に一番近いのはどの法治でしょうか。これは中共の指導理念である毛沢東思想が形成された時代の4ニュアンスが強く出ており、また2のニュアンスも多く含まれていると思います(毛沢東は国民党、軍閥、日本、欧米列強との闘争に勝利し中国の統一を目指す手掛かりを中国歴史に求めていた)。毛沢東思想の覇権的闘争的法治要素が現代中共の「法治」に多く含まれていると言えましょう。

これは去年広東省で撮った法治闘争キャンペーンの写真です。 街中に強烈なスローガンがベタベタと張られ戦闘を鼓舞する様な言葉が並びます。毛沢東主義的ノリは今もコテコテに健在なのを忘れてはならないと思います。そして彼ら言う法治の特殊性も。 強力掃黑 鐵腕懲惡 消除病灶 鏟除土壤

オワリ

 

要約すれば「今の中共=古代中国思想」という意味。ほぼ同じ主張。

無視すると逆切れしそうなタイプである……。仕方がないので礼儀として同量を返信。

 

 吉野圭@蜀同盟

>毛沢東主義的ノリは今もコテコテに健在なのを忘れてはならないと思います。そして彼ら言う法治の特殊性も。

 

もちろんです。 ただ「中国人」独特な法治の解釈よりも、共産主義者独特の曲解:用語転換の技術のほうが遥かに濃厚であることも忘れてはならないのでは? つまり、この用語転換は中国人だけが行う悪しき習慣なのではなく、他国でも起こり得ることだということです。

 

実際、言葉の意味の転換はソ連など全ての共産主義国で起こったことです。ここ日本でも小さな左翼グループに至るまでこの用語転換を使います。

中国文化蔑視・中国人差別に目を奪われていると、本質本丸を見失う可能性があります。

 
敵の本丸を見抜けなければ次の一手は読めないのではないでしょうか?
現在は目立って悪質な共産国家が中国だけとなっているので、
「中国人ガ―」
「中国文化ガ―」
と中華差別の論調が強いのですが、敵を見誤っていると思います。 本丸を隠す中共の戦略にはまっているのかもしれません。

 

私はここで終わらせるつもりだったが、この負けず嫌いさんは絶対に終わらせたくないのだね。プライドが高過ぎる。

もう全然終わらない。迷惑千万。

……しかし後でこの人が「負けず嫌い」だった理由が判明する。

 

引用4

@kiraboshi

確かに中国文化や中国人を過小評価するのは良くない、だが過大評価をする事も同様に偏見なのです。

この様なバイアスの掛かった分析は情勢分析や経済分析では使い物になりません。 中国文化愛好者の様な文学部生と違って、経営者や投資家は情勢判断において、リスクがあるなら中国も中国人も中国文化もバッサリと切り捨てなければなりません。そうしなければ破産してしまうのです。

そこには過大評価も過小評価もあってはならないし、例え中国文化愛好者からみてヘイトに見える事があったとしても、冷徹に真相を見極める必要があります。

中共の次の一手を読み誤って損害を受けるのは投資家や経営者自身なのだから、パンダハガーや中国文化愛好者の寝言にイチイチ付き合ってあげられないのです。

又、中国の場合、寧ろ過大評価からくるリスクの方が高いのでそこを戒めるべきと思います。

自分は個人的には中国古典ファンではありますが、それはそれ、これはこれ。と言う事です。中国人を無条件に信用しないのはサベツだ〜、ヘイトだ〜と言う人は、自分でリスクを背負って中国と勝手に取引をすれば良いと思います。自己責任で。

損害を回避し、中国リスクを抑える分析や判断を採用するのは別にヘイトとは思いませんし、中国文化愛好者から不当に批難されても、そんな事をイチイチ相手に出来ないのです。 結局、過小評価も過大評価もどちらも偏見であり先入観な訳で、中国に評価すべき点がない場合は無理に評価する必要は無いです。

そこを見誤って中国関連で破産する人は非常に多いのです。 自分の身を守る為、冷静な判断をする事は仕方が無いと思います。 オワリ

 

話が通じなさ過ぎることに疲弊。

私は「中国人を無条件に信用すべきだ」とは言っていない。
この人は一切、相手の文章を読んでいないし読んだとしても読解力が無いようだ。
 
この人と私は 「現代のチャイナリスクを回避するため中国人を信用すべきではない」という考えでは一致しているのだと思えたが(この時点では)、どうしてこれほど話がズレるのだろうか?
 

実際ビジネスをする相手は現代中国人であり、古代の漢人ではない

そして現代中国人は共産主義に染まった独特の感性・価値観を持つ。それまでの中国文化で理解できる相手ではないだろうに。

だから現代中国人の独特の行動を分析することこそが「チャイナリスクに備える」ことになる。

ところが、この人は現代を無視して古代ばかり分析して「備えたつもり」になっている。それこそズブズブにチャイナリスクの罠にかかることになるだろう。勘違いも甚だしく、危険だ。

 

後で@kiraboshiが何故このようにずれた価値観を持つのかという理由も判明するのだが、この時は矛盾が不可解すぎて理解不能だった。それで、真面目に返信してしまう。話せば分かるかもと考えて、ここは少し長め。

 

 吉野圭@蜀同盟

チャイナリスクを警戒すべきことは仰る通り。 「今の中国人」に対しては私も全く過大評価はしないですよ。 そもそも私は「中国文化愛好者」ではありませんからね!笑 (愛好というレベルではなく体感で古代漢文化を知っている者です)

今の中国人は共産主義に侵され、根底から文化を破壊されているため、もはや「人間ではない鬼畜」と思って接しても良いくらいです。 そもそも共産主義に侵されると人間としての思考ができなくなるので。

 

しかし、それと古代からの中国文化を根底からヘイトするのは別。

私は中共崩壊後の十年先、二十年先を観ています。

その時、あなたのように民族ヘイトで「中国民族=中共の悪質な犯罪」 「中国文化=中共の振る舞い」 と偏見で決めつけて語る声が大きくなればどうなると思いますか? 中国大陸の14憶人がジェノサイド対象となる。 大陸は民族紛争で殺し合い。

中国文化は永久的に否定され、その影響を受けた日本文化の大部分も破壊されることになる。

ですから、偏見ヘイトで古代まで巻き添えにしてその民族性を完全否定してはならないのです。そのようなヘイトは、ジェノサイドを後押しする犯罪となりかねません。

 

>経営者や投資家は情勢判断において

 

これは現状ですよね? 古代まで巻き添えでヘイトする必要がありますか? 現状の犯罪は中共が行っているものであり、民族性が行っているものではありません。

 

私が述べているのは、今後のジェノサイドを防ぐため「悪しき思想による政権」の行いと、民族文化を分けるべきだということです。 また、今の中共による犯罪は何が原因であるのか、きちんと見極めなければ日本もその病に侵される可能性があります。 本質の共産思想が悪事を行わせている現状から目を逸らさせ、「ロシア人が元々悪い」「中国人が元々悪い」と言う人は共産主義者ではないでしょうか? 

 

そうではないとしても、結果として共産主義による侵略の手先となっています。

なりかねないことを申し上げておきます。 どうか現状の犯罪と、民族や文化は分けて語るよう願います。

「法治」を語るならなおさら。

 

ヘイトスピーチ対策法:

kotobank.jp

 

どうも日本の法律にも詳しくない人のようだから、民族ヘイトはやめるように法文の解説ページを引用しておいた。

が、きっとリンクページを読んでいないし読んだとしても内容を理解もできなかったのだろう。

相変わらず「古代中国文化だけが悪い」という論調の返信が止まらない。

 

引用5

@kiraboshi

中国に約二十年住んでましたが、中共は想像以上に中国人の民族性や伝統に立脚してますよ。 また「中共=完全悪vs中国民族と文化=完全善」みたいな二元対立的図式で中国を解釈するのは良くないと思います。 自分は中共にも善の部分も悪の部分もあり、中国民族や中国文化も同様に思います。

 

ここから、この人の本性が見え始める。

何故かやたらと中共をかばう論調へ変わるのだ。

先日まで香港デモに関して「中共の政策はサイテー」と言っていたのだが、どうやら嘘をついていたらしい。

 

何かおかしいな、と感じ始めた私の返信。

  吉野圭@蜀同盟

>中国民族と文化=完全善

 

完全善など少しも言っていませんよ(笑)

ただ、民族ヘイトは今後100年では終わらない東アジア紛争を招く恐れがあり、危険だと申しているだけです。

 

>中共は想像以上に中国人の民族性や伝統に立脚

 

それは誤解です。何度も述べている通り共産の古典解釈は歪んでいます。*3

 

 >中共にも善の部分も悪の部分

 

中共に善?? 

驚いたな、あれのどこが善なのです???

いぶん共産主義に肯定的なのですねえ。

中国民族と文化に善もあり悪もある、と仰るのは妥当です。しかしそれは世界中、どこの国も同じです。

中国文化だけが世界で唯一の絶対悪ではありません。

 

 この人はもしかしたら中国人の共産主義者か? と疑いを持った私は、「いぶん共産主義に肯定的なのですねえ」と突ついてみたのだった。

案の定、痛いところを突かれたらしく、この次から怒涛の「共産主義擁護」が始まる。

 

 @kiraboshi

同じ共産圏でもロシアの風土民族性ではソ連になり、カリブ海的風土ではキューバになります。中共もまた中国の風土や民族性に根差したものであり、それ故に中国民族や中国文化の長所も短所も中国式共産主義に反映されています。この事実は実際に中共と関わる上で無視できない事なのです。 つづく

 

出た! キューバ!

社会主義を絶対的理想と崇めている共産主義者は、虐殺をしなかった僅かな事例として必ずキューバを持ち出す。

キューバはよほど共産主義者の心のよりどころであるらしい。

共産・社会主義思想で「まともな集団」の事例がキューバしかないとは、可哀想に。*4

 

さらに@kiraboshiは中共賛美を始める。

 @kiraboshi

中共の良い部分については、巷の中国礼賛記事の解説に譲ります。 中共のおかげで中国大繁栄とか中共の指導で上海は未来都市化してるとか、歯の浮くような中共賛美は中国でも日本でも山程見かけますが、これらもオーバーなだけで100%ウソという訳ではありません。 良い部分もゼロではないのです。

 

呆れた私のRT。

 

 吉野圭@蜀同盟

共産主義の悪事から目を逸らさせるための民族ヘイトは最悪だ。 中共を賛美すべき良いところとは、いったい何だろうね?? 繁栄を賛美するのは中共シンパだけ。それも全て張りぼてに過ぎないというのによく賛美できる。

 

やり取りが面倒だからRTで終わりとしたかったのだが、どうしても負けたくないこの人はしつこく返信。以下、私の返信を含めてまとめ。

 

@kiraboshi中共は見ての通り共産主義をやっていなくて、コテコテの中華銭ゲバ主義ですよ。 名前が共産党なだけで、中華民族優越論的な愛国銭ゲバ資本主義政党なんです。 中共のクソっぷりは共産主義による部分もありますが、中共自体が土着政党化しててもう共産主義あまり関係なくなってます。

 

吉野圭@蜀同盟

しつこいですね。まず民族ヘイトを改めてください。それは人として最低なことだし、日本の法令違反。Twitter規約上もアウト。

 

>コテコテの中華銭ゲバ主義

それは何処の共産国でも必ずそうなるんですよ。 そもそも共産主義に侵された国がどうなるかご存知で? 中国以外の例を眺めたことがありますか?

まさか、「本物の社会共産主義者は金も亡者には絶対ならない。美しい人々」とキラキラした目で思われていますか? そういう思想に洗脳されている人を「共産主義者」と呼ぶのだけどね、一般には。

 

共産社会主義はまず善悪を否定します。 故に「やって悪いことはない」と考える。 嘘はついて当然。

 

以上のやり取りで判明した。

この人は実際には、中国共産党員もしくは中国共産党に共鳴する中国人だ。もし国籍上で中国人でないなら、共産社会主義国家に憧れる日本人左翼だろう。

中国民族にヘイトを叫びながら共産党は賛美するところを見ると、最後の「日本人左翼」である可能性が最も高い

 

おそらく混血で引っ越しを繰り返したせいだろう、アイデンティティが混迷しているため分かりづらかったのだが、中共への忠誠心と共産主義への憧れだけは絶対的にお持ちのようだ。

負けず嫌いだったのは、

「今の中国共産党は悪くない。共産主義は悪くない、素晴らしい思想だ」

という主張が譲れなかったからなのだ。

 

古代漢人は否定するわりに何故か現代中国人は肯定・賛美。

それはビジネス上の理由で「現代のチャイナリスクを回避すべきだ」というご主張と完全に矛盾する! 

え、何、この人はタイムマシンで古代人とビジネスしていたとでも言うのか?

矛盾し過ぎ、頭がおかし過ぎて話にもならん。

 

引用6

最後、共産主義を讃えるこの人へ勉強して欲しくて、私が文化大革命について紹介した映像作品をリンクして送ったところこの返答。

 

f:id:yoshino-kei:20191117143628p:plain*5

テキスト展開:

@kiraboshi

うわ〜マジ法○功か〜 やっぱりな〜
カ○トおことわり
 
自分は約20年中国にいたんで中共の暗部も実際に経験してるし、文革経験者も周りに大勢いて、いつも文革残虐話を聞いていたよ。別に日常の一コマに過ぎないし、そんなにショック?中共怖い?
一々ビビッてたら中国に住めないし、関係無いね。

 

閲覧注意! 参考:私が送った映像。虐殺で死体も映ります。人が生きた人から内臓を摘出し、その場で食べて楽しくパーティする話があります。

www.youtube.com

こんな殺戮の光景や人肉食パーティを「普通のこと」「日常の一コマ」と仰るとは! 

さすが共産主義者。人間としての感性、基本的な道徳観が皆無だ。

 

ショックとか「中共怖い」などという次元ではない。

他人の命を露ほども大事とは思っていない、生きた人から内臓を取り出してその場で食べることを「ごく普通の日常」と呼ぶ人間ではない生き物を目の当たりにして心の底から嫌悪を覚えている。

 

そもそも私は法輪功の信者などではなく(当たり前。笑)、『大紀元』のまとめ映像が良く出来ていたからリンクさせてもらっただけのこと。

『大紀元』の運営元が法輪功という宗教団体だということを普通の日本人は知らないし、法輪功を「カルト」と呼んで差別するのは現代中国人だけ

 

これにて正体が確定。

間違いなく、この人は中国で教育を受けて育った人だ。

そのため「中国古典オタク」を自称しながら諸葛亮も知らないし*6、そのわり日本ではマイナーな法輪功は何故か知っていて「カルト」と差別するのだろう。

 

この通り、危険人物であることが確定したためここでブロックしたのだが、後でこの人は私について

「偏差値の低い知的弱者に粘着された」

と言っていた。

そもそも長文返信してきたのは自分のほうであり、矛盾しまくりの知的弱者もご自分だと思うがね…?笑

(つまり粘着していたのはご自身のほう。それなのに被害者ヅラで相手を責めるところもさすが共産主義者、と呼ぶべき特徴)

 

他の方々も仰っているが、どうも偏った思想国家で洗脳教育を受けると頭が悪くなるようである。国の思想を賛美する人だけが偏差値が高くなるシステムで育ったのだから仕方ないとも言えるが。

 

ところでこの方は古典解釈の歪みもさることながら、

「無辜の民を殺す行いは悪」

「人が人を苦しめてはいけない(拷問してはいけない)」

という人間として最も基本的な道徳観が欠けているのが問題。

しかもそのことに無自覚だ。

人を殺すことや嘘をつくことを正義と信じている。

 

このように無自覚で、

「共産主義のためなら殺人OK! 殺人は日常の一コマ、楽しい行い」

と思っている鬼畜が日本に住んでいることに寒気がする。

言うまでもなく既に多くの共産党工作員が日本に住んではいる。だが、この無自覚なタイプは公安の監視対象にもならない。最も危険に思う。

 

 

まとめ:左翼、右翼、香港人、諸外国人…全方位からの漢民族差別とジェノサイドの種

上のような中国育ちの人はアイデンティティがどこにあるのか分からず、価値観も矛盾していて分かりづらいかもしれない。

が、日本育ちの左翼はもっとシンプルに

「中国民族が悪い。共産主義は悪くない」

と主張する。

冒頭に書いた通り、中国人への民族差別によって、自分たち共産主義者への批判を回避しようとしているのだ。

 

近現代中国通な@KitamiHibikiさん(たぶん台湾人の方)が@kiraboshiへ送った返信が、最近の共産主義者たちの主張を正確に表している。

 @kitamihibiki

「中国の罪悪は共産主義と(あまり)関係していない」これは中国の若者層でも広く見受けられる表現ですね、要は自分の頭の中で共産主義に対するイメージが美化し過ぎませんか?

これは日中問わず世界中でも問題と思う、悪事見る度に「あれは真の共産主義ではない」共産主義の本質の間違いは考えたくない

 

「共産主義の出発点は良かった」と思う人が多くいるでしょう、しかしそこからすでにズレが出ている、共産主義が最終的に求めているものはどんなものかを知れば分かるのはず、今の中国はまさにそれに向かっている、国がすべてを監視、コントロールする、これは1949までの伝統中華文明は求めていないもの

 

清は専制と反西方先進文明のが有名でしょう、しかしあの清時代でも、新聞の自由が認めている、地方自治権力もある程度保っている(東南互保運動)、内戦前の中華民国社会はさらに言うまでもなくかつてない自由でした、それらの歴史を知らない人が多いので最近アカを開設して宣伝しようかなと考えている

 

清は専制と反西方先進文明のが有名でしょう、しかしあの清時代でも、新聞の自由が認めている、地方自治権力もある程度保っている(東南互保運動)、内戦前の中華民国社会はさらに言うまでもなくかつてない自由でした、それらの歴史を知らない人が多いので最近アカを開設して宣伝しようかなと考えている

 

「(@kiraboshiからの返信)自分はカネが好きなので共産主義はキライです〜 自分の言う中共の長所は中華的銭ゲバ資本主義部分から来る恩恵の所であって、中共の共産主義要素(もうあまり残っていないが最近復権傾向)は正直迷惑です。 よく読んで頂ければ分かりますが、共産主義を肯定してませんヨ。」

 

お考えは分かります、つまり改革開放派の意識形態、それも最終的共産主義の賛成になる理論です、でも証明過程が長いからいつか書きます

 

 >国がすべてを監視、コントロールする、これは1949までの伝統中華文明は求めていないもの

 

これこそまさにその通りなのだが、共産主義者たちは思想を美化したいので絶対に信じることはないだろう。彼らは決して現実を見ようともしないし、見ても信じない。

そして「中国人さえ虐殺すれば平和になるのだ。全ては漢民族が悪いのだ」と妄想的な言説を吹聴し、自分たち共産主義者への批判を回避しようとしている。

 

いっぽう、共産主義者ではないが@kiraboshiと同じようにアイデンティティが混迷していて、中国民族を差別しているのが香港人の一部の若者だ。

 

元々DNA的には中国民族である彼ら香港人が、自分たちへの批判を回避するため「大陸民族=漢民族」を差別する方向へ走っている。

香港人は共産主義者とは言い難いのだが、結果的に全く関係のない古代人を責め、民族ヘイトに走り始めていることを危険に思う。

 

実はこの「漢民族ヘイト」は今、中国大陸~東アジア全般に広がっており、新たな思想の旗として掲げられつつある

今のまま進めば十年後、二十年後の東アジアは民族紛争のジェノサイド中心地となる可能性があるだろう。

もちろん日本も巻き込まれる。

ところが日本人はまだ誰も危険に気付いていない。この新奇な危険思想を掲げる若者たちの言説を鵜呑みにし、一緒になって民族差別を始めている……。

 

この件についてはまた次の機会にまとめる。

 

*1:あちこちで書いているが、あの広大な大陸で「漢民族」と呼べるDNA配列が2000年も前と同じに保たれているわけがない。特に中国大陸は西暦1000年代から一気に異民族が流入し、混血が進んだ。未だに「漢民族」が古代と同じに存在すると信じている人は病院へ行って精神病の検査をすべきだ。文化も同様で大陸には儒教や道教など古代の思想が僅かに残っているが、あの賑やかな中国文化は漢人から見てほとんど異民族世界。現代日本のほうが遥かに「漢」の文化を保っている。漢人は現代日本に住めば故郷と似た建物や文化習慣の中で心地良く過ごせるだろう。

*2:啓蒙主義の魯迅による儒教批判と、共産主義者だった毛沢東のニュースピーク化(善悪の反転)とはロジックが異なる。この点、kiraboshiは全く理解していない。きっと知らないのだろう。

*3:改革開放以降、中国共産党は「古典」の歴史授業も始めたがその解釈は歪んでいて中共政策を美化するための教育でしかない。従って、中国で古典を学べば「中国古典=中共政策」と勘違いするのも無理はないだろう。日本で中国古典を学ぶ人には想像外の誤った歴史を刷り込まれているので話が食い違う。

*4:その後の返信でも書いたが、キューバのカストロは現実には共産主義者ではなくアメリカに対抗するためやむを得ず社会主義陣営に入らざるを得なかった。ソ連の軍事力で保護してもらうために。従って実際はキューバに共産・社会主義思想が浸透していたとは言えない。(それでも残酷な粛清があったという噂は絶えない)

*5:余談だが、このアイコンはアニメキャラだよな? 平気で著作権侵害するところもTHE現代中国人。

*6:知らないと言うことは古い時代の教育を受けて育った人。今の二十代はむしろ日本人よりも三国志に詳しいらしい。

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