蜀同盟

蜀の民よ、集いたまえ。~諸葛亮中心の三国志話と、現代世俗話~

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蜀同盟(c)吉野圭

中国語の「鬼畜」が中製日本語だったという面白い話

本日は軽めの話。

 

最近、中国版の「知恵袋」ふうサイトを眺めていて

「諸葛亮+鬼畜」

タグが付いた記事が多いので気になった。

諸葛亮が「鬼畜」扱いされている? 

これは中国でまた、日本のような極端な悪口が浸透し始めたということか??

 

中国版「知恵袋」では諸葛亮に対して冷静な分析がされていることはあるものの、日本のネット書き込みような闇雲な悪口は見かけない。

(このため、汚い言葉で諸葛亮への罵倒をネットに書き込んでいる日本人※のほうが、中国人より圧倒で民度が低く見える。あくまでも三国志ジャンルに限った話だが)

だから中国人が諸葛亮を「鬼畜扱いし始めた」のだとすれば意外なことだ。

 

※諸葛亮への罵倒をネットに書き込んでいる日本人:前に書いた通り、正確に言えば「反日の在日・左翼」

 

……と、始めは誤解したのだけど、「諸葛亮+鬼畜」記事の内容を読んでみるとどうやら日本製ゲームや創作の話をしているらしい。(筆者は現代中国語が得意ではないうえ、フィクションに疎いので全く内容を理解できない)

 

たぶん「鬼畜」の意味が日本語と違うのだろうと思い、「鬼」の本来の意味、「魂」や「幽霊」と訳しても違うようなので検索してみた。

 

ところが正統な中国語翻訳のサイトでは一切出てこない。やはり「幽霊」と翻訳しているところがほとんどだ。間違っていると思う。

 

結果、オタク系のサイトを調べてようやく分かった。

 

現代中国における「鬼畜」は中製日本語で、音MADの意味だそうだ。

 

音MAD???

い、異次元すぎて意味不明……。笑

どういう思考転換で「鬼畜」がそういう意味になるんだ。

漢字からも日本語の意味からも想像できないではないか。

 

もう少し調べてようやく分かった。

中国において「鬼畜」は日本オタク系作品を表すネットスラングで、特に「音MAD」(映像を集めて音楽を付ける遊び)のことが「鬼畜」と呼ばれていたらしい。

ニコニコ百科に正確な話あり、

ビリビリ動画などの中国の動画サイトで使われるネットスラングの一種で、いわゆる音MADを指す言葉。この言葉は中国語には存在しなかったため、日本語から中国へ輸出された際に「最終鬼畜シリーズ」の影響を受けて意味が変質したらしい。

とのこと。

 

オタク外にはとうてい想像もつかない経緯……。

『ニコ百』は本当に助かる。ありがとう。

 

〔捕捉〕現代中国語で「鬼畜」は「音MAD」や「難易度の高いゲーム」の意味の他に、日本アニメやゲームに登場するような「神がかりキャラクター」のことも意味するらしい。例えば安倍晴明とか。『演義』における諸葛亮はこれに該当するのかもしれない。

 

感想

昔から「和製英語の意味が想定外でアメリカ人びっくり」という話があったが、今や「中製日本語の意味が想定外で日本人びっくり」という時代になった。

面白い。

こういう庶民レベルの文化交流は平和的で、楽しく嬉しく思う。

やはりアニメとオタクが現代世界を救う、のかもしれない。

 

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