蜀同盟

蜀の民よ、集いたまえ。~諸葛亮中心の三国志話と、現代世俗話~

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蜀同盟(c)吉野圭

諸葛鈴について

ここのブログ(旧)に「諸葛鈴」のキーワードで来てくださった方がいたようです。
マイナーな女性である鈴を気にかけている人がいたことを嬉しく思います。

あいにく「鈴」について書いた記事は、メインサイトで執筆中の現代小説についての話だったので撤去してしまいました。申し訳ないです。

改めて、諸葛鈴について私の考えを書いておきます。


一般に諸葛亮には、兄:キン、弟:均のほかに、何人かの姉妹がいたとされている。
何人いたかは不明。

おそらく実在しただろうということで名前が挙げられるのが、諸葛鈴である。(※鈴は、日本ではレイと読まれることが多い)

ところで、この姉だか妹だか分からない人たちも、一般には「亮と同じ両親の子」と考えられている。
けれど私はそうは思わない。

何故なら、前にも書いた通りキンと亮たちは異母兄弟であるから。
参照 諸葛兄弟の複雑な事情
兄キンと亮の間の七歳という年齢差は、異母兄弟として自然だ。ところがこの七年の間に子供がいたとすると、父親は妻が死んでから非常に短期間で再婚したことになる。たちまち、不自然な話になってしまう。
さらに彼らの父親は早くに亡くなったので、均の下に子供がいたと考えるのも不自然。 
ついでに付け加えるなら、鈴は名士に嫁いでいるのだから妾に産ませた子ということも考えにくい。(可能性はゼロではないが)

従って、亮の兄弟はキンと均だけということになる。
つまり彼らは、三人きりの男兄弟である。

では姉妹は実在しなかったのか、というとそうではなくて。
諸葛鈴を含める何人かの姉妹は、亮と均が引き取られた先の伯父・玄の娘たちとして存在していた。つまり、亮の従姉妹。
鈴が荊州の名士に嫁いだのは、父親である玄が荊州と関係が深かったわけだから自然なことだ。
(仮に鈴が亮の実の姉or妹だとすると、諸葛一族とともに呉に渡ってしまったはずだから、荊州の人と結婚するのは不自然)

――うーん、家族関係を文にするとややこしいな。

とにかく簡単にまとめておくと、
諸葛鈴は亮のイトコ。形式的には、亮の義理の姉or妹
ということ。

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