蜀同盟

蜀の民よ、集いたまえ。~諸葛亮中心の三国志話と、現代世俗話~

「蜀同盟」とは?このブログについて  お奨め記事一覧

蜀同盟(c)吉野圭

人物紹介

「曹操が諸葛亮を評価しなかったのは意外」という話こそ意外

アンチ蜀の人たちは「曹操は諸葛亮を評価しなかった」という話が大好きなようだ。 この件について現実的な話をしてみる。 アンチ蜀?のツイートより ここのところ意識が三国時代から離れていて、このジャンルの記事がおろそかになっていた。申し訳ない。 自…

諸葛亮は常識人? 「独創性」とは何だろう。村上龍氏の記事を読んで考えた

これはこちら向けの記事だったためプライベートブログから移動します。 2019/5/24筆。 気楽な雑談です。歴史含む。 「諸葛亮は常識人」……、か? ネット検索していて、 「・・史実の諸葛亮は、常識人である。人が驚くような奇策を思いつくタイプではない。(渡…

諸葛亮は偉大な共産リーダー? 柿沼陽平『劉備と諸葛亮 カネ勘定の三国志』絶賛レビュー

前記事で『はじめての三国志』から抽出した雛型(パターン)に基づき、他のアンチ蜀による書籍から裏側の思惑を説いていく。 ※この記事も急を要する話ではないから、停電地域の方はまたの機会にお読みください。 蜀をブラック国家として描いた歴史捏造本 柿…

空旅中国「孔明が挑んだ蜀の道」(NHK)レビュー

8月14日放送『空旅中国「孔明が挑んだ蜀の道」』の感想、少し遅くなったが書いてみる。 全体的なこと 余談 NHK問題 成都~漢中 金牛道 ざっくりした『三国志』の説明には首を傾げる 剣門関 山脈を潜り抜ける峡谷 ロウ中古城の雰囲気はとても良い 明月峡の…

孔明ファンそして孔明本人を勇気づける、かもしれないネット書き込み(正しい人間の褒め方)

前記事、「褒められ過ぎてインポスターシンドローム(自己否定病)」に陥った経験に関連し。 rtk3alliance.kslabo.work 「こういう褒められ方をしたら自己否定病の人でも自信が持てるはず!」 という参考例として、ある掲示板の書き込みから秀逸な褒め言葉を…

「劉備が一国一城の主になれたほんとうの理由」…劉備は自信家という話

そう言えば『正史三国志』翻訳ブログも、更新ご無沙汰です。 私にとって三国志の話題は疲れるものでして、心のエネルギーが充分ではないと見られないのです。それで意識的に避けてもいます。 ところが……。 本日ヤフーニュースを眺めていて、気になったニュー…

出世だけが成功? 志って、何だろう。裴松之の怒りが理解できなかった件

一昨日、『正史』翻訳『諸葛亮伝2 少年期~青年期 』を上げました。ざっと解説を書き、後でまた修正・追記しています。 ここは「テキストを適当に読み流すだけ」などという諸葛亮の性格タイプが正しく表れたエピソードが書かれていて、自分でよく知っている…

「曹操の歴史的役割を認め、諸葛孔明の虚像を暴いた本」の嘘と真相

逆説を唱え承認欲求を満たそうとする、幼稚な人々 十年ほど前からですが、ネット上で「曹操の歴史的役割を認め、諸葛孔明の虚像を暴く」という説を書き込み得意になっている人々が増えているようです。 何故に彼らが得意になっているかと言うと、フィクショ…

「諸葛孔明って現代でいうどれくらい頭がいいですか?」知恵袋、勝手に回答

知恵袋の質問へ勝手に答えるシリーズ。 〔2018/11/23筆〕 疲れるので今は彼についてのネット記事を見るのをやめているのですが、前に見かけた質問でこれくらいはOKかなと思うものを引用していきます。 あの暴力的な悪口サイトのなかでも、比較的に穏やかなも…

文章で人を説得するには? 驚きの『出師表』使い方

こんな記事を見つけ驚いた。 ※元記事URLはなくなっているようなのでアーカイブです ⇒諸葛亮孔明の出師の表から学ぶ、誰かを説得する文章のコツ 歴史人物の文を分析し、現代に応用してみよう! という発想が凄い。 一見ふざけているようだが意外と専門的な分…

ええっ! 独裁者諸葛亮を叱りつけた部下がいた!

はじ三は諸葛亮を「悪い独裁者」に仕立て上げたいようです。このような捏造記事を書いています。 諸葛孔明を「独裁者」と呼ぶタイトル kawauso氏の記事で、このタイトルに脱力する。 『ええっ! 独裁者諸葛亮を叱りつけた部下がいた!』 (URLは下のスクショ…

「織田信長は残虐ではなかった」などの新史観自慢をどうかと思う件

『なぜ あの歴史は消えたのか』という番組の抜粋で、「織田信長は残虐なことをしていなかった」という話を見かけて慄いた。 信長の残忍な性格を表す「なかぬなら 殺してしまえ ホトトギス」、十七条憲法で知られる「聖徳太子」、江戸時代の身分制度「士農工…

NHK『古代中国英雄伝説』感想。葬礼が華美ではないだけで曹操「名君」扱いの謎

先日、NHKで真夜中にひっそりと放送された『古代中国英雄伝説「曹操と孔明」』という番組を観た。感想を書く。 劉備を禁忌とし、必死で曹操を称えるNHKの背景 ニコ百・曹操について語る掲示板より、マニアの意見引用 殺戮を「無かったこと」にする典型的なフ…

諸葛孔明というキャラクター、好きか嫌いか?

知恵袋で目に留まった質問をご紹介。長いけど全文引用してみる。 ⇒何故、日本人に諸葛亮孔明の人気があるのでしょうか? 何故、日本人に諸葛亮孔明の人気があるのでしょうか? 私は三国志が好きで何度も読んでいますが、諸葛亮孔明は好きになれません。 私が…

『戒子書』~息子と甥へ宛てた手紙「徳は安定とバランスから」

『諸葛亮の手紙』として伝わる文は、私には若干の違和感があります。 翻訳文のせいかもしれません。 これはすなわち解釈の誤解とも言えます。 いずれ原文を見ながら分析し、私なりに翻訳してみようと思っています。 ただしこの手紙の中には、確かに諸葛亮の…

羽毛扇伝説を読んだ感想

近ごろ例の中国サイトのウォッチャーのようになっているが。この記事も気になって読んでみた。 『諸葛亮の羽毛扇に秘めた物語』 http://www.epochtimes.jp/2018/01/30458.html ※思想サイトなのでアクセスには注意してください 当たり前のことだが、これは民…

現代的“諸葛亮後世評価”考(諸葛亮の「後世評価」について)

今回は「なりきり設定」を排して100%現筆者の考えを書きます。 長文です。目次ご活用ください。 後世評価の引用と、久しぶりの陳寿評に思うこと おまけの話 発明品について 軍事的な議論、奇策は是か非か? 警告。現代中国の「諸葛亮評価」、この変化には政…

宇山先生、諸葛孔明を「天才」と祭り上げたのは司馬懿ではありません

『“しくじり”から学ぶ世界史(宇山卓栄著)』の諸葛亮の項目について、この本の体裁にならい、「人物なりきり設定」でインタビューに回答してみます。 以下引用箇所はP208より。 「――」がこの本におけるインタビュー設定の文章。引用後の「A.」、なりきり回…

諸葛亮の後世評価、引用

この記事は、資料としての後世評価引用です。 三国志初心者の方で、「孔明ってどんな人?」ということを簡単に知りたい方はこちらの記事がおススメです。(別館) ⇒「諸葛亮(孔明)ってどんな人?」に回答。史実でわかりやすく解説 『諸葛亮伝』陳寿評 全文…

諸葛孔明は石田三成に似ている、か?

という論をネットで見かけて面白く眺めていた。 ⇒実際の諸葛孔明って日本の石田三成に似ていたって聞いたんだけど本当ですか? どう、なのだろう? 私は石田三成の人生に詳しくないし、諸葛亮のことは客観的に見られないのではっきりとは分からないのだが。 …

知性優位なだけでは幸福になれない。諸葛恪に“自分”を見る

諸葛恪は諸葛亮の兄の長男で、亮にとっては甥に当たります。 実は、諸葛恪は筆者がなんとなく「他人とは思えない」人物です。 もし三国時代について何の知識もなく、『三国志』の創作を一読したのみだったら、私はこの人物に自己投影していたような気がしま…

劉基(伯温)先生~「魔法使い孔明」のモデル

劉基とは? このあいだアマゾンをさまよっていて、劉基先生の本、『滴天髄』の全訳解説本を見つけて手に入れました。 劉基という名で思わず飛びついてしまったものです。 私は中国の占いについて勉強していたところだからちょうど良かったのですが、これは普…

姜維は何故、諸葛亮へ従ったのか?

姜維について書こうと思いながら引き延ばしてきました。 彼については一般的にも評価が定まらないうえ様々な説が入り乱れ、どの話を信頼して良いか分からない。(諸葛亮の死後は私もイメージが弱いため選び取ることが出来ない) それから蜀史として悲しい時…

馬岱のこと

レッツスタディ。 自分自身、誤解していたところも多い蜀の人物について少しずつ勉強していこうと思う。 まずは馬岱とその周辺から。 (本当は姜維について書きたかったのだけど、考えるところが多いのでもう少し後にしたい) 馬岱 (ばたい~生没年不明) …

趙雲の実像

趙雲(チャオ・ユィン)、字/子龍について。 彼の一般的イメージは、ウィキペディアによれば 「非常に勇猛、かつ義に篤い武将」 とのこと。 また『正史』の注釈には、 「身の丈八尺で、優れた容貌を持つ人物」 と記録されている。 趙雲は、『三国志』では典…

張飛という名の無名集団

張飛、字/益徳について。 張飛の一般的イメージをまとめると 「豪胆、マイペース、気が短い、正直者」 であるらしい。 ※参考:「無双占い」 良く言えばワイルド、悪く言えば乱暴で粗野な印象。 少なくとも、教育のある人物ではなさそう。 でも私のイメージ…

諸葛喬のこと

諸葛喬/しょかつ・きょう/字:伯松について。 この人は亮の兄である瑾の次男。 つまり、亮から見ると甥に当たる。 亮は始め子が出来なかったので、彼を養子としてもらいうけた。 喬が二十一歳で死んだという情報を聞いたけれど、私の漠然とした記憶では(…

諸葛鈴について

ここのブログ(旧)に「諸葛鈴」のキーワードで来てくださった方がいたようです。 マイナーな女性である鈴を気にかけている人がいたことを嬉しく思います。 あいにく「鈴」について書いた記事は、メインサイトで執筆中の現代小説についての話だったので撤去…

バナーはこちらです。DL・適当にリサイズしてお使いください。
f:id:yoshino-kei:20190722074012p:plain