〔マスク不要論〕楽観信者は頭が良く見える? 冷静と愚鈍を混同している日本人

孫子像
孫子像、ウィキペディアより


危機に陥ると個人や国の本質が見えるもの。

ここのところずっと新型ウィルスの件で世間を眺めてきたが、やはり日本政府の対応は後手後手、いつもの悪しき楽観主義と隠蔽体質が表面化してきた。
太平洋戦争の頃と同じ、表面的な数さえごまかして偽の情報で取り繕えば事態が好転すると思っている。

特に横浜港で停泊しているクルーズ船への対応が酷い。
  • 全員検査は決してやらない(政府は物理的に不可能と言っているが、おそらく日本における感染者数を上げたくないので故意に検査せずにいる)
  • 乗客へは積極的に情報を与えない
  • 肺炎を発症していると推察される患者でもCT検査さえせず放置
  • 清掃もせず衛生環境悪化
  • 船内で感染アウトブレイクが膨れるまま放置
これではまるで共産国の対応
乗客乗員が全員死ぬまで待っているようにしか見えない。
中国政府のように始めから人民を殺すつもりでいるわけではないだろうが、日本政府は消極的に「死んでも仕方がない」と思って放置しているように思われる。(未必の故意による殺人
乗客乗員に死者が出たらイギリスかアメリカへ責任転嫁するつもりか。
政府は「そんなつもりはない」と反論するだろうが、少なくとも海外からはそのように見えているだろう。

さらに日本国内では一般人のなかにも楽観主義者がはびこっている。
いつものことだが今回は特にこの人たちの声が大きくて酷い。


ネットにはびこるマスク不要教

世間では「マスク不要論」どころか「マスクを着けると感染するからやめろ!」と布教する人々が幅をきかせている。

このマスクやめろ教信者たちは、昨今のテレビメディアに出演する専門家たちのプロパガンダ
「マスクには感染予防の効果がない。マスクをしていると、マスクを過信して他の予防をしなくなるから感染するリスクが高まる」
との話を鵜呑みにして布教活動をしている。

例えば、ここ↓の返信に殺到している人たちのなかにメディアのプロパガンダを繰り返す人が大勢いる。この人たちの物知りを装った書き込みが滑稽だ。
news.yahoo.co.jp
xero*****
マスクに全く効果が無いとは言いませんが、罹患してない人がマスクしても効果が薄いのはインフルエンザ等で実証されてる通り。
最も必要なのは罹患してる人がばら蒔かないようにマスクをする事。
それと罹患してない人はマスクより手洗いうがいこそ必須です。

nec***** どっちかというとインフルに感染してるもしくは疑いがある人がマスクをしないから広まる。

感染(しないための)予防というより、感染(させないための)予防って意味の方がかなり大きいことの理解が薄い。
他者のツイートをRTするだけならまだしも……。
テレビメディアで聞きかじった言葉を一切咀嚼せずに、あたかも自分が考えて出した結論であるかのように装いながら書き込んで恥ずかしくならないのだろうか? 
よく調教されたイイ子ちゃん(悪徳教祖から見れば)な信者たちだ。

マスク不要論の出所

 日本において「マスク不要論」が拡散され始めたのは2009年頃からであるらしい。
刺激的な説だったためメディアが面白がって採り上げたようだが、対論無視の似非科学のような噂話に過ぎなかった。
intmed.exblog.jp

現在の「マスク不要論」信者たちの聖書として根拠になっているのはこちらの論文か。
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2749214
これはサージカルマスクとN95(高機能マスク)を比較した結果、感染率に差異は無かったというもの。
「マスクそのものに感染を防ぐ効果はゼロだった」とのエビデンスでは全くない

それなのに
「マスクを着けることでの感染予防効果はゼロ」
「マスクを着けるとむしろ感染率が高くなって有害」
と声高に叫ぶ自称専門家たちが多いことに恐ろしさを覚える。

このような真偽の疑わしい説を利用するかたちで、先日WHOも「マスク不要論」を世界中へばらまいた。
www.youtube.com

今のWHOは中国政府の狗である。
中国がマスクを買い占めたために世界中でマスクが不足しつつあるなか、「マスクは感染予防に効果が無いからしなくて良い」と言い切ることには政治的な臭いしかしない。

匿名の専門家による投稿が役に立つ

マスクに関しては時々冷静な意見を書いている人がいるから参考にしたほうが良い。
「一般人」とは言っても匿名で書き込んでいる医療従事者だと推測される。
例えばこちらなどは知識があると思われるし、意見としても真っ当。
 への回答:

2020/2/1013:46:05
日本のマスコミ報道というのは、長いコメントを都合のいいように編集したり、一部分だけを報道して視聴者に意図的に誤解させたりすることが多いので、今回もコメントの全部を聴くと、ちょっと違う意味になる可能性はありますね。

ご存じだと思いますが、コロナウィルスには物質に付着する性質があるので、マスクをして呼吸すれば、ウィルスの多くがマスクに吸着され、体内に入る量が減らせるということです。
テレビで、実験をしていましたが、検査官などがしているような高性能のマスクでは100%ウィルスの体内侵入を防げるのはもちろんのこと、値段の安いマスクでも、かなりの効果があるということでした。

『マスクの目より、ウィルスの方が小さいから効果がない』などと言う人が、時々テレビにも出ていますが、そういう人は、『ウィルスの、物質に吸着する性質』を知らない、タレント専門家でしょう。

ただ、ウィルスの性質を知っていても、効果がないという人もいます。そういう人の話をちゃんと聞くと、『正しいマスクの仕方を知らない人が多い』から、マスクをしても無駄だと言っているようです。

マスクをする場合は、呼吸をしたときにマスクが鼻にくっついてくるくらいに、顔との隙間をなくし、少し苦しさを感じるくらいでないと、効果は薄いということです。
WHOやCDCも、そういうことを言っているのではないかと思います。

もしマスクに本当に効果が無ければ、検査官がマスクをしても無駄ということになります。
 >WHOやCDCも、そういうことを言っているのではないかと思います。

ここだけはちょっと勘違いだな、WHOの話を良く解釈し過ぎだと思う。
(WHOは「マスクを過信すると感染しやすくなるから有害だ」と言っているのだ。つまり明らかに、人々がマスクをしなくなるよう誘導している)

それから下記事は引用が多いが詳細なまとめ。後半の引用箇所、同意。
ameblo.jp
ウィルスだけのためにマスクをするものじゃありません。
マスクも手洗いも同じように重要とか、そういう言い方をしないで
「マスクは必要ない」だけがタイトルに踊るのが、マスコミのいやらしいところ。
「まず手洗いが一番大事」「マスクより手洗いが重要」とかの
両方をやれというタイトルには、今回、お目にかかったことがない。
タイトルには手洗いがなく、マスクは不要という言葉だけが見える。
マスコミだけでなく、医者の肩書で「マスクは無意味」だとだけ言うような記事もあったし、
今までの感染予防の基本「マスクと手洗い」「体力強化」を
わざわざ否定するように、今回の新型コロナ騒ぎでは
「マスクはいらない」「マスクは無意味」というタイプの「医療関係者」の談話が、ウィルス話と同時に現れてきた。
もともと、インフルエンザだろうが、ノロウィルスだろうが、他の肺炎球菌だろうが
(ウィルスと同時に感染している場合が多いという)
冬の人混みにはマスク、という方針できたはずなのに、
この急な手のひら返しはどうしたことだろう?
そもそも効果が十分でなくても、アルコールや消毒薬と一緒にマスクは売れているものだったし、花粉症の時期には店に積み上がったりする。
気休め程度であっても、「ないよりはマシ」程度の商品なら、他にもいくらでもあるが
そういう者の購買で、国内経済も回っているので
買い控えよりも、経済的には嬉しいはず。
それが、なぜか今回だけ「マスク不要マスク不要とやたらに強調されているのだ」
その言い訳をやっと今日になてWHOが始めたが、
それくらいなら、初めから「予防には手洗いを徹底」と
これだけでよかったのだ。
言葉によるすり替え、印象操作の感じがする。
つまり「万全を期してはいけない」と。
完全に予防しようとしないでほしい、とWHOは言いたげだ。

しかし、もっと酷い印象操作、イメージのミスリードは
国内感染者のみの経過だけを報道し「改善、軽快、好転、症状は軽い」
などの、安心イメージを持つ言葉だけを見せていることだ。
海外での死亡例の異様さ、重体患者の推移と、どれほど対応が大変かなどの情報は一切国内では報道されない。

仰る通り。
本当に世界的パンデミックを防止したいのなら「マスクは予防に逆効果」と嘘をついての誘導はおかしい。マスクとともに、手洗いが重要だということを強く説けば良かっただけだ。

以下も上のアメブロ記事からの引用。
WHOは広げたいのかと思ってしまう

キンペーの言いなりスピーカーと化してる

中国の手先のWHOは、世界中と中国と同様の泥沼に引きずり込みたいようだ。
日本、欧米が無傷だと、中国の一人負けが確定してしまうから。
もう日本は、泥沼に入ってしまったかもしれない。

「中共による大虐殺の邪魔はするな」と言っているに等しいね
国連・WHOをはじめとした中共毒に冒された組織は全部解体せんとな
コメ主。そういうことだ。
特に中国は日本とアメリカへウィルスを広げたいのだよ。もともとそのためにウィルスを増やし春節前に撒いたのだろうし。国民を犠牲にしてね。
※この件についてもいずれ書こうと思っているが、「生物兵器」という噂は有り得なくないと思う。仮に人造ではなかったとしても病原体を生物兵器として使う手法は昔からいくらでもあったし、今回の感染爆発はタイミングが良過ぎる。私は生物学のことは詳しくないが、人間の作戦手法なら何となく読める。(ただし中国のやることが杜撰過ぎて素人以下なので通常の国家には理解不能だが)

左右足並みを揃えての楽観教信奉

日本でも「マスク不要論」を叫んでいる者たちをよく見れば親中派であることが分かるだろう。
証拠に親中派である はてなブログ界隈 にはマスク不要論を叫ぶブロガーがとても多い。(しかも、Hatenaは彼らのブログを注目記事に上げている)
さらに、中国の狗となった安倍首相へ忖度する右翼専門家たちも「マスク不要論」と「新型ウィルスは致死率が低くて安全説」を唱え続けている。

結果、左右足並みをそろえて楽観説を布教するようになってしまい、元々楽観主義の一般日本人たちが飛びついている状況。

非合理、現実無視の徹底。
見て見ぬ振りをして幻想を信じていれば事が済む、なんとかなると思っている。
最初の小さな傷へ絆創膏を貼り「見なかったこと」にしてしまうために、傷が広がり腐って致命傷の手遅れとなる。

日本人のいつものパターン。
ここまで来ると左右関係なく、日本人の楽観遺伝子(DNAと言うよりは国民性)のせいだろうと思える。
何度同じ歴史を繰り返せば気が済むのだろうか?

近現代日本人は楽観主義者のほうが「頭が良い」と勘違いしている

古市氏の以下の発言を眺めていて気付いたのだが、近現代の日本人一般に危機的状況で楽観的な意見を言っている人のほうを「頭が良い」と思い込む傾向があるようだ。
それで、知識人として食べている人たちは危機のときにあえて楽観的な意見を言う。
一般人はそれを鵜呑みにし、褒め称え、自分も「頭イイ」側に回ろうとして楽観意見を拡散していく……
結果:第二次大戦で350万人が玉砕。

参考記事、『古市氏「リベラルや左翼は躊躇しないのか」橋下氏「強制は言語道断、恐ろしい」法的根拠なき新型コロナウイルス対策を批判』より
 古市氏も「僕はもっと冷静でいいと思う。じゃあ怖がっている人はインフルエンザの予防接種をしていますか?という話だ。既存の肺炎や風疹だってあるわけで、新型コロナウイルスの肺炎だけがものすごく怖いものなのか。少なくとも現時点では新型コロナウイルスとそれによる新型肺炎だけを怖がるのは、ちょっと行き過ぎなんじゃないか。政府もやるべきことをやっているし、決定的にダメなところは無いと思う。ただ、せっかく感染予防のために帰国した人たちをホテルに移したのに、相部屋というのは意味がないのではないか」とコメント、「むしろ怖いなと思うのは橋下さんの指摘のとおり、人命を掲げれば、何でも許されるのかということ。普段、リベラルや左翼の人は憲法の緊急事態条項導入などを批判しているくせに、いざ何か起きると人権を制限することに何も躊躇がない。それが不思議だし、すごく気持ち悪い」とコメントしていた。
何事もフラットに考える古市氏と自分はおそらく同じタイプなのだろうし、いつもは共感することが多いのだがこれは感心できない。左翼への嫌味に関しては同意ながら。

新型ウィルスが何故恐れられているのか、その理屈が分からずに他と同一視するのは行き過ぎた「文系頭」の知識人ゴッコと言えるだろう。
(私も文系だが、治療薬もなく情報もなく、変異可能性の高い新型を特別に恐れるべき理由くらい分かる)
古市氏は元々こういうタイプだから構わないのだが、恐ろしいのは彼のような態度が一般には知識人らしく見えるだろうこと。
たぶん「なにごとも恐れず冷静で公平な態度」に見えてしまうのではないだろうか? 

上の発言から、古市氏は人間界の思想と物理化学の世界をごちゃ混ぜに考えていることが分かる。
ウィルスの性質によって合理的に対処を変えることと、「人種による差別」を混同。人種差別をしない頭をそのまま「ウィルスも区別しない」ことに当てはめている。無茶苦茶である。
ところが大概の日本人には合理と差別の区別がつかないので、彼の発言を「公平・平等」と見誤ってしまうのではないかと思われる。
(だからこそ社会における合理的対処まで「差別だ! 差別はやめろ!」と言う。見た目に等しく見えなければ我慢ならずすぐ「公平ではない」と叫ぶ病気、機会の平等ではなく結果の平等だけ求める。闇雲で不条理な反差別主義に走る日本人が多い)

何なのだろうな? この色々と区別がつかない国民性は。
どこまでも整理整頓が苦手なのか。

危機を前にして「危機だ」と叫ばない人を「冷静」と呼んでもてはやす。
冷静さと鈍感の区別がつかない。
そのためいつも火事を前にして「火事だ!」と叫ぶ人をバカにし、「安心安心」と言って逃げようとしない人について行って焼き殺されてしまう。
日本以外の世界一般では、そんな人を「愚鈍」と呼ぶが。
このような態度は合理とは激しく乖離しているし、動物の本能にも逆らっているように思う。

本来の冷静とは現状現実を分析して合理的に対処することなのでは?
危機を前に感情的になり、パニックになって何も対処できなくなってはいけない。そんなことは当たり前。
しかし危機の把握は感情だけが担うものではない
感情を抜いて頭だけで危機を危機と捉えて冷静に対処することは可能だ。

早急に危機対応のプログラムを組み、粛々と実行していけばいいだけだろう。

具体例、今回の新型ウィルスの場合)
  • 中国との行き来は全て停止する。
  • 国民への検査対象から「湖北省縛り」をはずし、新型ウィルス感染が疑われる人は検査。
  • クルーズ船は乗客乗員、全員検査。衛生環境も整え、CT等の機材を持ち込んで船そのものを病院として隔離対処する。※移動型CTを船に持ち込むのは難しいかもしれないが、レントゲン機器は可能だろう。せめて肺炎の可能性がある患者のレントゲンを。
  • 日本でのアウトブレイクに備え、都市から離れた場所に隔離病院施設を作る。災害時の個別にプレハブを建てる技法が活かせるのでは?
素人でも考えられるこれらの準備を何故、日本政府は進めていこうとすらしないのか。
(古市よ、どこが「日本政府ちゃんとやってる」のだ)
それができないのなら、日本ではAIが政府を担ったほうが良いかもしれない。

危機を前にした態度として下の回答者の意見に私も完全同意。
岡田晴恵さんはどちらかと言えば控えめながらも危機を叫ぶ側のほうで、若干の勘違いはあるが。

白鴎大学講師岡田晴恵さんがテレビで専門家として散々飛沫感染と言... - Yahoo!知恵袋
への回答

2020/2/920:24:46
古之所謂善戦者
勝於易勝者也
故善戦者之勝也
無智名、無勇功

災害に際して華麗なファインプレーは不要です

津波を見てから逃げる必要は無く
先に逃げておけば良いのと同じです



その専門家という人が
何の専門なのか知りませんが
おそらく感染症などの専門家ではないでしょうか?

防災という観点で考えると
危険と思われるものについては
「疑われる」時点で回避すれば良いのであり
後に安全性が確認されても
それはそれで良いと思います


つまり、防災上はギリギリで回避する必要は無く
余裕を持って予め回避しておけば良いのです

それこそが良く戦う者は智名や勇功無しです
ファインプレーに見えている時点で
既に後手に回っている

防災上はそう考えるのが良いと思います

 >良く戦う者は智名や勇功無しです
ファインプレーに見えている時点で
既に後手に回っている

その通り!!
ここでその言葉の引用、素晴らしい。

予め危険回避する者は勝利したように見えないし褒め称えられることはない。それこそ真の勝利と言える。
本当に人の命が大事なら、勇功のない地味な将帥を目指すべきだ。

※…故善戦者之勝也、無智名、無勇功 『孫子』