世界トップ三人を眺めて思う。知性ある人が粛清を行う不可解 (諸葛亮について補足あり)




世界三大リーダー比較が面白かった

2018/8/10放送 日テレ『池上彰が教えたい!実は…のハナシ 第2弾』を観た。
世界三大リーダー、
トランプ(アメリカ)、プーチン(ロシア)、習(中国)
についてその経歴から紹介とのことで興味を抱いたのだが、あまり深い話はなくて期待はずれ。
まあ民放テレビ番組だからこんなものでしょう。

番組紹介、上URLから引用
北朝鮮と緊迫の駆け引きする3人、米トランプ大統領・中国習国家主席・露プーチン大統領。その知られざる素顔、さらに3者3様、驚きの人心掌握術を池上彰が徹底解説。

・詳細
▽池上彰と話したい!日本アメリカ中国ロシアの中高生がスタジオに集合。「4か国の中高生から見る世界」。みなさんはどう感じるでしょうか。▽池上彰がロシアへ飛んだ。現地の学校で見た“カラシニコフ”とは。▽最高権力者の妻は・・・国民的歌手。彼女の歌声は。▽「動物を殺さずに作れる“本物の肉”」最先端技術を特別取材。

深い話はなかったけど、三人を表面的にでも比較して眺めることができたのは面白かった。

たとえば、トランプとプーチンはどちらも少年期に
「友人をボコボコに殴る不良少年」
だったり
「我がまま放題、教師を殴りつけるワンパク小僧」
だったのだが、習は模範的で清廉な勉強家。苦労人でもあった。
習の若い頃の話をしているときに、
「え、(友人を)ボコボコにしなかったんですか?」
とタレントが口走ったので思わず笑った。

強権的ながら、陽性で少し抜けたところのあるトランプ・プーチンと、完璧な秘密主義者で知性の漂う習は対照的に感じられる。
言わば、
喧嘩は強いが偏差値の低い二つの高校を牛耳るヤンキー二人(トランプ・プーチン) / 進学校を支配する生徒会長(習)
という感じ。

習の経歴には創作が含まれるはずだが、文革吹き荒れたあの時代、青年が地方に飛ばされるのは通常のことだった。だから彼が農村で労働に従事したという話は事実なのだろう。
肉体労働をしながら寸暇を惜しまず読書に励んだとのこと……それはそれは。感心だな。
もしその経歴が本当なら東洋における典型的な「聖人」になり得るタイプ。
話を十分の一に割り引いて考えたとしても、トランプ・プーチンとは比べ物にならない現代の知性となり得る一人だ。

しかしそんな人が、どうして独裁権力を維持しようとするのだろうか?
どうして少数民族を弾圧して殺戮しているのだろうか?
(日本ではあまり報道されていないが、習の人権蹂躙や粛清は相当に酷い)

私は東洋的な知性と道徳観は比例すると思っているので、習氏のように学問を積んだ人が粛清好きのありふれた独裁者となることが理解できない。

なんなんだろうな、現代中国のトップは。
共産党で権力を握ったら必ず残虐行動しなければならない、というルールでもあるのだろうか。
それとも中国という土壌が粛清を強制するのか?
そうせざるを得ないほどコントロールし難い大国だからなのか。
私には理解できない。

2020/1/16追記 この時は情報が無かったためあくまでも番組で流された話を信じる体で書いていますが、私は初めから「習が勉強家だった」という話自体に疑問を抱いていました。共産国にはありがちな「指導者崇拝のための捏造話」と思われます。
その後に知った現実的な話を述べると、習はブンカク時代に悪事の限りを尽くした紅衛兵出身。あの国で出世したということは相当な「猛者(積極的に暴力を推進した人)」だったのでしょう。紅衛兵たちは殺戮に忙しくて勉学に励む機会が無かった。そのため紅衛兵世代は無学・無教養な人が多いという話は有名です。
その前の指導者であった胡錦涛は確かに読書家で学があったらしい(ただし胡錦涛も共産主義者ですから多聞に漏れず少数民族には苛烈、残酷でしたが)。本人はともかく、学業が奨励された胡錦涛時代に育った若者たちは今、教養を身に着けあの国のなかでも特殊な世代として成長しています。教養が人格を磨くことは確かであるようです。

諸葛亮はどうだったのか

ちなみにここへ来られる方が気にしているだろう、諸葛亮は粛清したのかどうか?について。重複するけどこの記事でも改めて書いておく。

ここ数十年間、曹操を崇拝する人々が対立キャラクターである諸葛亮を貶めるために
「諸葛亮はたくさんのライバルを粛清した極悪人だった」
という捏造話をばらまき続けている。

特に、『蒼天航路』の著者・酒見賢一・渡邉義浩・柿沼陽平など、左翼たちの捏造が犯罪的で酷い。
彼らが大学教授や作家の権威を振りかざして出版しているので、知識のない読者たちは簡単に騙され捏造話を本気で信じ込んでいる。

多くの日本人がこれらの捏造話を信じる背景には、戦後に強化されたインテリ差別も影響しているように思う。
「インテリ=100%極悪の犯罪者、サイコパス」
という二時間ドラマなどで描かれるイメージだ。
※現実にはサイコパスなどの犯罪者は能力テスト数値が低い群に多い。検索参照
ch.nicovideo.jp

このようなインテリ差別も実は共産化教育の一環だということは、多くの日本人が知らない。

解説:共産主義はインテリを憎み殺す。何故なら学のない共産主義者の独裁権力をおびやかすのが、知性ある人々だから。知性ある人は簡単に洗脳されないので彼等にとって脅威なのだろう。このため中国では数千万人のインテリが殺された。カンボジアのインテリ虐殺も有名。

私が思うに諸葛亮は粛清するようなタイプでは全くない。
自分が権力を独占したいという私利私欲のために他人の命を奪う、などということは全く発想もできないタイプ。
また曹操や習近平のように、ただ反対意見を言われたというだけで怒り、仕返しのために家族もろとも相手を処刑するなどということも一度も無かった。

史実では魏延に「怯なり!(臆病者)」と罵倒されても放置しているし、楊顒に叱られたときは
「仰る通りだね。ごめん」
と謝っている。
この件につきネットでは「権力者なのに謝ってんじゃねーよこのヘタレが!!」という批判もある。「ヘタレ」は仰る通り…笑。(でも指摘が正しければ謝るのが妥当。地位の上下ではなく純粋に内容の公平性、正当性によって話を聞くかどうかを決めるのが正しい)
魏延が言う通り、かなりの弱気くんだったと思う。

史実エピソードはこちら参照。初心者の方向けです:
ksnovel-labo.com

さらに踏み込んだ現実的な話は下のマニアの方々が語る史実を参照してください。
実際、国家を守るために法を破った者は処罰しているが、私利私欲のためでは全くなかった。自己の権益を守ることなどに関心のないタイプだった。(だからヘタレと言うのは正しいという噂も)
rtk3alliance.kslabo.work

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